映画「阿弥陀堂だより」2006/01/17 00:40

村の人達と触れ合い、夫婦が癒される物語。


夫婦はある事情から夫の祖母がいた村で暮らす事になります。
夫は小説家、妻は医者。
妻は村の診療所で村人を診察します。
その村には、いろいろな人々が暮らしています。
阿弥陀堂を守るウメさん、夫の恩師、話す事の出来ない女性。
村人達と触れ合い、夫婦は癒されます。


夫婦が暮らす事になった村は自然が豊かで、
その景色に心が和みました。
一年を通した物語なので、四季の風景を楽しむ事が出来ました。
撮影も一年以上掛かったという事ですよね。
映画を作るのって、やっぱり大変ですね。


この映画で一番印象に残るのは、なんと言っても、
阿弥陀堂を守るおばあさん、ウメさんです。
ウメさんはカワイイです。話し方とか行動とか。
ちょっと子供っぽいです。
あと、夫婦とウメさんの会話は面白かったです。
年についての話、昼寝の話、眠れない時の話など、
どれも面白いです。
このおばあさん、役者なのでしょうか?
演技に見えません。本物みたいに見えます。
これが演技だったら、この人は凄いです。


村で暮らす事になった夫婦は本当に仲が良いです。
うらやましいですね。二人でよく散歩します。
散歩のシーンは周りの景色も良くて、
自分もそこに行って散歩したら、気持ちいいだろうなと思いました。


妻が夫に「村に来て良かった」と言います。
この言葉って、
夫にとっては一番嬉しい言葉じゃないかと思いましたが…。


この村には、夫の恩師が住んでいました。
その恩師は、病気持ちで死期も近い事を知っていました。
その恩師は、死ぬまでは好きな事をする、
医者に掛からない、そして、痛みを人に見せない人でした。
頑固者ですね。
その恩師が夫にある物を渡すシーンがあるのですが、
そのシーンはもうジーンと来ました。重いです。本当に重かったです。


恩師の夫婦も昔風で良い夫婦ですね。
恩師があれと言って、解る恩師の妻。
全部言わなくても解る夫婦、理想的ですねぇ。
こういう事が出来るのは、妻がつくして、
夫のわがままを許しているからですよね。
奥さん、偉いです。


ウメさんから話を聞き、広報誌に記事を載せている女性が出ています。
その女性は喉を手術したため、話す事が出来なくなっていました。
そして、その喉の病気から…。
このため、女性は手術を受けます。
その事を知ったウメさんは阿弥陀様に祈ります。
その姿は、なんとも言えないです。
人のために祈る事が出来るウメさんは、やっぱり凄い人です。


恩師の最後のシーンは切なかったです。
ただ、皆に見送られた恩師は幸せ者だと思いました。


この映画を見て、人生について、ちょっとだけ考えさせられました。
一日、一日を大事に生きたいですね。
私もウメさんのような人になれるように、
「今が辛抱の時」と思って、頑張りたいです。