映画「デッドマン・ウォーキング」2006/01/20 00:30

シスターと死刑囚の物語。


若い男女を殺したとして死刑を宣告された男と
文通していたシスターが対面。
そこで男に上訴するから弁護士をと頼まれる。
そして、ここからシスターの厳しい戦いが始まるのですが…。


映画では死刑の賛否について描かれています。
重いです、本当に重かったですね。
被害者の家族からすれば、殺してやりたいほど憎い奴だから死刑賛成
死刑囚の家族からすれば、死刑なんて酷過ぎる?から死刑反対。
どうなんでしょうね。
一番いいのは犯罪が無くなる事なんですけどね。


シスターは初めての事で頑張りますが、
被害者の家に行って話を聞いている内に、
シスターの顔が変化するところは見ていて痛かったです。


死刑囚の男は頑固者。事件の事について話しません。
懺悔の心も持っていません。その上、殺してないと言ってるし。
言ってる事が事実なのか嘘なのか。
その真相がどうなのか、いろいろ考えながら見れました。


死刑囚の母親が裁判で泣き崩れる姿も見ていられませんでした。
母親として自然な姿ですよね。
死刑囚の家族も大変みたいです。
いろいろとあって、
本人達が悪い事をしていなくても、こうなるんですよね。
悲しいですねぇ…。


若い男女を殺した犯人は死刑囚以外にもう一人男がいます。
その男は、なんと終身刑。死刑ではないんです。
それは優秀な弁護士がついて弁護したらしいのです。
シスターが見つけた弁護士は、
「彼に優秀な弁護士がついていたら…」などと言ってました。
弁護士で人生が変わるとしたら、慎重に選ばないといけないですね。
っと、
その前に、仮に共犯としても、
こんなに違う判決になってしまうんですね。
恐いですね。犯罪は犯したくないです。


死刑囚と彼の家族との対面シーンは悲しいです。
母親は彼を抱きしめたいのですが、看守に止められます。
こんなに近い距離なのに、なんとも悲しいシーンでした。


死刑囚とシスターの最後の方のシーンも悲しかったですね。
素直になる死刑囚とシスターの心が通い合った時は良かったです。


全体的に暗かったですが、良かったです。
心に残りました。
死刑囚の苦しみ、シスターの苦しみ、
加害者、被害者の家族の苦しみが痛いほど解りました。
こんな悲しい事にはなりたくないですね。

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