映画「シビル・アクション」2006/04/05 01:15

企業と戦う弁護士の物語。

金にならない依頼は断ってきた弁護士の下に、
ある街の人達から
工場から出た物で、
子供たちに被害が出ているとして、
その工場を所有している企業を訴える依頼が来ました。
弁護士は、金にならないとして、
直接、依頼を断るために、街へと向かったのですが…。

この映画は事実に基づく物語だそうです。

悪い言葉で言えば、弁護士同士の「騙し合い」でしたね。
裁判って、こんな感じなんですかね。

爺ちゃん弁護士は本当の弁護士ですよね。
きっと、依頼人が悪でも弁護しますよね。

依頼を受けた弁護士が最初は断ろうと思っていたのですが、
汚染場所を見て、工場を見て、依頼を受ける事を決心しますが、
受けた理由は、ちょっとコケました。
おいおい、違うでしょと思ったのですが、
最後には、ちゃんと見ている人の思っている方向へ進んでくれましたね。

弁護士には、子供がいないのですが、
雨の車の中で、
よくあんな想像が出来て、
子供の親の気持ちになって決心してくれたなぁと思いました。

主人公の弁護士が完全、完璧ではないところに共感しましたね。
失敗しても、めげずに進み成長し前向きな主人公を見ていたら、
いい気持ちになりましたね。
最後の方の弁護士は、いいです。カッコイイです。

この映画、シリアスなシーンばかりではなく、面白いシーンもありました。
一番良かったのは、最初の方のシーンで、
テレビに出演している主人公を見る事務所の人達のシーンでした。
テレビに向かって、突っ込みを入れるのが可笑しかったです。
あとは、主人公が街の行き帰りで起した?シーンも面白かったです。

主人公と仲間達は、だんだんと寂しくなってきます。
この寂しさは、きっと私には分からないですね。
実際に体験しないと。
この寂しさが原因で、依頼した人達にとっては、
あまり思わしくない方向に行ってしまいます。
依頼した人の一人は、怒りを主人公と仲間達にぶつけます。
主人公と仲間達の状況を分かっていて言ってるのか?と思いましたが、
依頼した人達にとって簡単には済まされない事なんですよね。
どっちの気持ちも分かり、複雑な気持ちになりました…。

最後が文字で説明して終わるのが…。
やっぱり、はっきり、バーンと終わって欲しいです。
ただ、
最後の最後の主人公の行動には、
頭がいいなぁと感心してしまいました。
この行動は、なかなか気が付きませんね。
でも、よーく考えれば、気が付く事かもしれませんね。

実話を基にした話という事は、
どこかの企業が、こんな事と似たような事をしたという事ですよね。
こんな事は、無くなって欲しいですね。
こういう映画も好きです。

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