映画「カノン」2006/06/09 00:38

元馬肉売りの男の物語。

この映画は三分割出来ますね。
最初は同居の女との話。
次は職探しの話。
最後は娘との話。

主人公の男は、仕事が見つからないため、いつもイライラしています。
ある事がきっかけで、
同居していた女に暴力を奮います。
これは酷いし、やり過ぎです。

職探しでも上手く行かずに、
ある場所で、ちょっとしたトラブルになります。
上手くいかないからと言って、
人に当たるのは良くないですよね。
でも、上手くいかないとこんな感じになるのは分かりますが、
ある場所から出て、ある決意をして、
また同じ場所に戻るのは、ちょっと…。
やっぱり、やり過ぎですよね。

最後の娘とは想像出来ない事が起こるし。
ホテルの部屋ので、「最初の」主人公と娘のシーン。
ちょっとずるい。
こういうのは、あまり好きではないです。
映画だからと言って、こんな事するなんて。

「バーン」という効果音が時々あります。
私はこの音、あまり好きではありませんでした。
この音のために何回もビックリしました。
ただ、この音にはある意味があったんですよね。
でも、これもちょっとずるい。

全体的に暗いですね。
そして、主人公の男の心の声が一杯です。
主人公をあまり好きになれませんでした。
こういう人も世の中にはいる、
自分の考えとは違う人がいる事を教わったようなって、
この映画を見た意味を無理やり作っているみたいですね。