映画「あらしのよるに」2006/10/01 15:17

ヤギ・メイと狼・ガブの友情の物語。

嵐の夜に、小屋で雨宿りしていた一匹のヤギが震えながらいました。
そこへ、ひづめの音を出す者が小屋へ。
二匹は真っ暗な小屋の中で、話し始めて、意気投合。
明日の昼に小屋の前で、
ある合言葉の元に、再会する事を約束して別れました。
そして、次の日、合言葉に応えたのは、狼だったのでした…。

二匹の友情がいいです。
本当にいい。
お互いの事を知っていても、
くっついている二匹は、もう友情を越えてますよね。
一心同体は行き過ぎかもしれませんが、
それに近いですね。
お互いに、一緒にいるとホッとするなって思ってますし。
私にも、一緒にいるとホッとする人がいます。
ただし、恋人ではないのが残念ですが…。
よく分かりませんが、その人といると安心するんですよね。
きっと、こんな感じだよなと思いながら見てました。

狼・ガブの声は中村獅堂ですよね?
うーん、言われないと分からないですね。
さすが役者ですね。
「~でやんす。」がいいですね。
それに対して、狼のボスの声は竹内力ですよね?
これは、もうはっきり分かりましたよ。
やっぱり声だけでも恐いなぁ。
すっごいドスの効いた声ですよね。
こちらも、さすがという感じでした。

二匹のシーンで、涙と鳥肌出てしまいました。
川の中のシーンのヤギ・メイが「ガブ」と言ったところは鳥肌です。
で、陸に上がってのシーンでも、また鳥肌。
で、涙出たのは、かまくらの中でのヤギ・メイが言った言葉。
後半は鳥肌が出るシーンが多かったんですが、
あまり言うのもなんなので、これくらいにしておきます。

絵が不思議な感じがしました。
ヤギ・メイと狼・ガブが
なんか、ほんわかという感じの描かれ方でした。
絵本の絵のような感じでしたね。
ヤギ・メイの動きも凄かったな。
「こんな素早いヤギがいるのか?」と思うくらい素早いです。

ヤギ・メイの「はーい!気を付けて歩きまーす」は、
ちょっとふざけた返事で、
二匹の仲の良さが出ていて、心が和みました。

二匹が仲良くすることは、二匹にとってはいい事でも、
それぞれの群れにとっては一大事なんですよね。
それぞれ利用されているんじゃないかと疑ってましたし。
二匹は純粋に一緒にいたいだけなのにねぇ。
難しいですねぇ。

良かったです。いい話でした。
鳥肌も立っちゃいましたし、涙も出てしまいましたし。
もっと感情移入できる人だったら、号泣かもしれませんね。
私は、二匹の関係を自分とある人に置いて見てました。
この二匹のようになれればいいなぁと思いながら。
この物語の後、
いろいろあると思うけど、
二匹には頑張ってもらいたい。
私も二匹に負けないように頑張りたい。
そう思いました。

映画「キスキス バンバン -L.A.的殺人事件」2006/10/02 00:03

俳優に間違えられた男とゲイ?の探偵の物語。

ある手違いで俳優に間違えられた男は、
役のために、ある探偵の下で探偵修行を始めますが、
監視を行っていたら、なんと車が…。

探偵役のヴァル・キルマーは分かるけど、
俳優役の人は誰ですか?
ちょっと分からない人が主役でした。

俳優の男に共感持てなったなぁ。
ちょっと、おバカなんですよね。
どんどん変な方向へ自分で向かうようにしているし。

ゲイ?の探偵は、普通でしたね。
もっとコミカルな役なのかと思っていたんですがね。

協力する女優はカッコ良かったなぁ。
一番頑張っているように見えた。
あんな格好で道路を横断するし。
カーチェイスするし。

うーん、あまり面白くなかったです。
事件の真相も…。
変な映画だったなぁ。
残念です…。

映画「アイスリンク」2006/10/03 01:33

アイスリンクを舞台にした映画を監督する男の物語。

アイスリンクを舞台に映画を撮影しようとする監督。
いろいろな事が起こり、なかなか撮影が進みません。
果たして、無事、撮影完了になるのか…。

まず、この映画はいったい何だったろうと。
たぶん、コメディなんでしょうが、
あまり大笑いする事はありませんでした。
小笑いはありましたよ。
アイスリンクですからね、単純な笑いがありましたね。
通訳、タンカー、スポンサー…。

監督も大変ですね。
自分の思うように行かず。
そして、テレビの密着。
ストレス溜まりそうな仕事ですね。

最後は何だろ?
ここでも笑わそうとしているんですよね。
「えっ?」という感じで終わっちゃいました…。

「ドロレス」完成版、ちょっと見てみたいですね。
撮影シーンもちょっとしか無かったですからね。

うーん、今日もちょっと残念だったなぁ…。

映画「監督感染」2006/10/04 01:36

有名人達が監督・脚本を手掛けた5本の物語。

「KENENN」 (鈴木一真)
コミカルな話でした。
ちょっと日常的ではありませんね。
阿部寛が良かったのですが、
何と言っても、大杉漣さん。
よくぞ、この役を引き受けたという感じで、
飛んでいて良かったです。

「終着駅の次の駅」 (榊英雄)
5本の中で、この話が好きです。
いつも電車に乗っているだからでしょうか。
見た後は気持ちが良かった。

「PAY DAY」 (松岡俊介)
異常な世界でしょうか。
えっ?えっ?えっ?という感じです。
最初の方に出てきたある人は、
やっぱり存在感ありますね。

「remholic」 (サーフェン智)
ちょっと俺には分かりづらかったです。
不思議な世界ですね。

「TWO SHOT」 (品川祐)
ちょっとカッコ良過ぎ。
これは監督が陶酔してるなぁ。
話の展開は予想がつきませんでしたので、
最後は…。

監督の性格が話に出ていたように思えます。
なんとなくですが。
こういう企画も面白いですね。

映画「緑園の天使」2006/10/05 00:35

馬が好きな少女と馬が嫌いな青年の物語。

馬が好きな少女は、
夏休み前の学校からの帰り道に、
一人旅をする青年に出会いました。
2人はある荒馬が高いジャンプするのを見ました。
少女は荒馬に一目惚れ。
彼女は荒馬に乗りたいと思うのですが…。

いいですね、主人公の少女が元気でいいです。
彼女は馬が好きで、乗馬も得意みたいで。
乗ってる姿がカッコイイんですが、
性格もカッコイイです。
熱い女の子でした。

一方、一人旅をしていた青年は冷めてますね。
まぁ、しょうがないんですけどね。
最初は冷めているのですが、
少女に出会ってから、だんだんと本来の自分を取り戻しましたね。
少女と荒馬を調教している時の
青年の姿が活き活きしていました。

2人、それぞれの成長が出ていて、
見終わった後は、気分が良かったです。
今も余韻があります。
前向きに行こうという気になりますね。

少女の両親がまた良い夫婦です。
2人の性格はちょっと反対のように見えましたが、
仲の良い、息の合う二人です。
父が行動をするのが、母が制すっというパターンです。
母は御見通しなんですね。
同じ性格ではない方が上手くいくような気がしました。

ちょっと笑ってしまったシーンが2つありました。
ひとつは、すっごい短いシーンなのですが、
少女が窓の外の光景を幻だと言うシーンです。
少女の言い方が面白かったです。
もうひとつも短いんですが、
ある手紙を出そうかどうかしていると青年に話すシーン。
少女は賢い!
ちょっとしたコントのような感じでしたね。

最後の方で、荒馬が障害レースに出場します。
このシーンは迫力ありました。
見入ってしまいましたね。
今のこの障害レース、あるのでしょうか?
生で見たら、迫力あるでしょうね。
馬の走る音がまた、いいですね。

最後のシーンは、やっぱりこうなるのかなと思いましたが、
ここで、母が少女に「ある事」を言うのですが、
この「ある事」が今の自分にズシンと胸に来ました。
人にはそれぞれあるんですよね。
それにしても、母は凄い!

映像が綺麗ではないのですが、
それがまた自分には映画という気持ちを与えてくれました。
「映画を見た」という感じです。

少女の行動に励まされました。
この映画は、私にはやる気をもらえる映画でした。