映画「ジャケット」2006/12/03 15:36

イラク戦争で一度死んだ男の物語。

主人公の男はイラク戦争で死んだと思われたが、
急所が外れていたため、命は助かった…。
戦地から戻った彼は、ある事件の容疑者として、
精神科のある刑務所へ。
そこで、男がある治療中に不思議な事が起こる…。

全般的に、主人公の男の印象です。
主人公の男とあるアクシデントで出会った少女との
ちょっとしたシーンが良かったです。
一緒にいた母親は何を考えているんだか。

映像で、フラッシュバックするシーンが多かったです。
もしかしたら、これを見て、
気持ち悪くなる人もいるかもしれませんね。
俺は、ちょっとだけ。

主人公はある事件の容疑者にされてしまいまいした。
この部分がちょっと少なかったなぁ。
どうせだったら、スッキリして欲しかったな。

主人公が刑務所で受けた治療は実際にやっているんですかね?
これって、どういう効果があるんだろう?
俺には、どう見ても逆効果に見えるんだけど…。

治療を受けている間、主人公は不思議な体験をします。
これって、一体、どういう事なんですかね?
不思議な力が出た結果、
こんな事が出来ちゃったという事なんですかね?
それとも…。

主人公の運命は決まっていました。
どうなるのか、何が起こるのかと思って、
いざ、そのシーンになりました…。
こういう事ですか。
いやぁ、なんとも言えないですね。
確かに、これは、ありえるかもしれないですね。
これを見て、主人公と同じにならないように
気を付けたくなりますね。

この映画のタイトル「ジャケット」は、
日本語で、どういう意味かが分かって、少し驚きました。
このタイトルだと、映画の話の内容と全く分かりませんが、
日本語だと、分かり易くなっちゃいますね。
やっぱりタイトルを付けるのって難しいですねぇ。

不思議な話でした。
現実的ではありませんが、
こんな事があっても不思議ではないかも…。

映画「チャンス」2006/12/03 18:42

屋敷を出ていなかった庭師の物語。

ある屋敷の主人が亡くなった。
その屋敷の庭師は、一度も屋敷の外に出ていなかった。
追い出された庭師は、事故にあい、
事故を起こした車の持ち主である金持ちの屋敷へ。
そして、庭師は周りの人達によって…。

ピーター・セラーズ主演の映画です。
前に、ピーター・セラーズの自伝映画を見ていたので、
同じシーンを見た時は、なんだか嬉しかったですね。
演技は、さすがに自然ですね。
違和感無く見る事が出来ました。

主人公の庭師は世間知らずで何にも分かってないようです。
でも、人生なんとかなるようで、救いの手は出てくるんですね。
ある事故をきっかけに、庭師の運命は変わっていきます。
そして、庭師のある発言によって、
周りの人達は大きな勘違いをする事になります。
たぶん、それがこの映画の面白いところなのかもしれませんが、
私には、あまり面白く感じませんでした…。
もしかすると、もうちょっと年を重ねてから見た方が良かったかも…。

映画「クラッシュ」2006/12/05 00:15

様々な人々の日常の出来事。

様々な人々が出てきました。
この映画で目立つのは「人種差別」と言うのは、
正論なのかもしれませんが、
私には、「人種差別」よりも、
この映画の主人公達に、
あまり良くない事ばかり起こる事に
目が行ってしまいました。
なんだか、あまり良くない事が
連鎖しているように見えました。
今日の私の行動は、あまり良くなかったので、
「この映画は今の自分に合っているなぁ」と
思いながら見ていていました。
しかし、映画の後半から変化し始めます。
良い変化か悪い変化かは、
たぶん、主人公の受け止め方次第なんですよね。
なんだか、最後には、この映画にセラピーされた感じです。
映画の最後の出来事なんて、
大した事ないように見えました。

いい時に、この映画を見て良かったです。

映画「スライディング・ドア」2006/12/07 02:02

1人の女性が地下鉄に乗れた場合と乗れなかった場合の物語。

以前、テレビでやっていた「If」を思い出しました。
こうしていたら、こんな事が起こっていたという話ですね。

地下鉄に乗れた、乗れないで、
こんなにも変わるのかなと思いましたが、
案外、このような事でも
結構、人生変わっているかもしれませんね。
簡単に言えば、「タイミング」ですよね。
人生、タイミングだという事は、
身をもって分かっていますので…。

「If」のようにAの場合、Bの場合というような映像は出ていませんでしたが、
2つの世界を生きる彼女を混乱も無く見る事が出来ました。
2つの世界を1つの世界に見せるようなシーンもありましたが、
そこは、「おっ?」と思わせます。面白いです。

話が面白い、面白くないというのではなく、
この映画は2つの世界を見る事が面白いです。
どっちの世界の彼女が幸せなのか最後まで分かりませんでしたね。
ただ、2つの世界に共通して言えるのは、
浮気はいけませんなぁと言う事でしょうかねぇ。

映画「ゴッド・アンド・モンスター」2006/12/09 02:17

元映画監督の老人の物語。

主人公の老人は、「フランケンシュタイン」を撮った元映画監督。
彼の屋敷の庭の世話をする庭師の男性。
ふとした事から、庭師は老人のスケッチのモデルとなる。
スケッチの最中、老人は過去の話を男性に話すのですが…。

主人公の老人が戦争時の友人について話をするシーンは、
迫り来るものがありました。
老人の話だけで、その時の事が凄く伝わってきました。
やっぱり戦争は嫌なものですね。

ある夜に、老人は庭師にある事を頼みます。
このシーンは、老人の必死さが凄く伝わってきました。
悲しい頼み事ですよね。
こんな頼み事は聞きたくないですね。

最後の方のプールのシーンは、
清らかな感じがしました。
お手伝いさんの言葉には、ジーンときました。

老人は体調が優れず、時々、異変が起きます。
年を取ると、こうなるのかな?
ちょっと苦しいですね。

見終わった後に、心に、「ずしん」と来ました。