映画「白い嵐」2007/01/23 00:33

訓練船に乗る船長と生徒達の物語。

主人公の青年は、高校卒業前に、帆船で訓練航海をする事になっていた。
最初はバラバラだった生徒達もいろいろな出来事を経験して、
まとまるようになり、後は帰還するのみ。
しかし、白い嵐が帆船を襲い…。

この物語は実話だそうですね。
大変な事が起きてしまいましたね。
訓練航海は、嵐の季節を避けて行っているようで、
帆船を襲った白い嵐は、伝説の嵐のようですね。
船長も初めて経験だったようで。
とても辛い経験になってしまいましたね。

最後には、船長の資格剥奪の裁判が行われました。
私には、嵐のせいで、こんな事が起こったと思うのですが…。
犠牲者を出してしまったのだから、
こうなるのは仕方のない事なのかな。

白い嵐のシーンは凄く迫力がありました。
自然の力の強さ、人間の弱さが疑似体験できて、
とても恐かったです。
主人公の青年は、特に辛い経験になってしまって。
自分が主人公と同じような事を経験したら、
どうなってしまうんだろうと考えると、ゾッとしました。
本当に辛い経験ですね。

訓練航海の折り返し地点には、
とても感動する事がありました。
これには、鳥肌が立ちました。

ある人を見送るために、金を鳴らす姿にも鳥肌が立ちました。
仲間っていいなぁと思いました。

金持ちの親の行動には目を疑いました。
何してんだろうと。
一体、何を考えているんだろうと。
その金持ちの息子の行動には驚きました。
こちらも何を考えているんだろうと。
親も親なら、子供も子供。
自分勝手な人達ですね。

嵐以外にも帆船は襲われました。
これも恐かったですね。
完全無視というのが本当に恐かったです。

船長は、生徒達に厳しく接します。
これも生徒達のため。
それに生徒達が応えていて、
信頼関係が徐々に築かれていくのも良いですね。。

エンドロールが流れた時点で、
ドバァと鳥肌が立ちました。

ちょっと気になる事があります。
この映画の時代って、無線連絡とか無かったんですかね?
つい最近見た「パーフェクト ストーム」では、
無線があって、FAXで天気図が送られてきてと、
いろいろな情報がありましたが、
この映画の帆船は、どうだったんですかね?
もし嵐が発生している事を知っていたら、
嵐を避ける事が出来たのかなと。
それとも、帆船を襲った嵐は突然、発生したんですかね?

途中まで、この映画の題名が
「白い嵐」だったという事を忘れて見ていました。
帆船上では、いろいろな事が起こってました。
でも、白い嵐には敵いませんね。
この映画で、海の嵐の恐さを知りました。
甘く見てはいけませんね…。