映画「顔」2007/01/30 00:49

妹を殺した女の逃亡の物語。

いつも妹に馬鹿にされた女は、
母親の葬儀の夜に、妹を殺してしまう。
そして、香典を持って逃亡。
かくして、女は逃げ回る日々を送る事になるのですが…。

私はこの映画をシリアスな映画だと思っていたのですが、
どうも違っていたようです。
主人公の女は、普通の人とちょっと違う行動をする人でした。
この行動からは笑いが出てきました。
ある男に対して、「とっとけ!」と言ったり、
乗れない自転車の練習をしたり、
「体が熱い」と言ってみたり、
首をつって自殺しようとしたり。
最初は真剣に見ていたのですが、
途中から、この映画は喜劇だと分かり、
気楽に見る事が出来ました。
もっと早く分かっていたら、
もっと楽しめたかもしれないですね。

最後も笑えます。
凄い事を考える女の人なんだなぁと。

主人公の女を演じた藤山直美さんの怪演に脱帽です。
やっぱり力のある人がこの役を演じないと駄目ですね。
藤山直美さんは、主人公の女を自然に演じてました。
無理がありませんでした。
本当に、凄い女優さんですね。

映画の内容は、逃げる女の喜劇でした。
ぜひ、この映画で、
藤山直美さんの怪演を見て下さい。
凄いです。