映画・DVD「ジャスティス 闇の迷宮」2007/05/17 23:58

妻が誘拐されてしまった作家の物語。

1970年代、人々が失踪される事件が多発していた。
子供劇団を主宰している作家の男は
家に帰宅すると、妻がさらわれていた。
彼は、人の名前を聞き、関係のある人の手に触れる事で、
名前の人の将来を見通す力があった。
彼は、その力で妻が無事である事を知り、妻を捜す事となる。
その力を自分だけに使うのではなく、
人々の助けになるように使うのですが…。

この物語は、
どうやら本当にあった事を題材にしているようですね。
最後に、説明が入ってました。
3万人が失踪…。
一体、どうなってるんでしょ?
連れ去られた人達は、酷い事をされてました。
こんな事をして許されるんでしょうか?
見ていて、怒りが込み上げてきました。
しかも、こんな事をやっている団体が問題です。
この映画のような事態になったら、
どうしたらいいんでしょうね…。
本当の最後の最後に出てきた
言葉のようになる事を願います。

この映画の主人公の作家の男は、
何故か人の将来を見通す力がありましたね。
もともと力があったような感じでは無かったんですが、
どうして、このような力が備わったんですかね?
不思議です。
なんせ、この主人公を演じてるのは、
アントニオ・バンデラスですからね。
攻撃的でなく、いやらしくもないバンちゃんを
見るのは、初めてです。
いつもはギラギラしていて熱いのですが、
この映画ではあまり熱さを感じませんね。

とても印象的なシーンがありました。
それは、ある生き物がバンちゃんを誘導するシーン。
なんとも不思議で面白い映像です。
特にある家に入る前のがいいですね。
本当に、こんな事が出来るんですかね。
こんな風に誘導されたら、付いて行ってしまいそうですよ。

作家の奥さん、さらわれた奥さん、とても勇敢な女性ですね。
やっぱり記者をしていたとだけ、あってガッツがありました。
精神的にも強いし。
奥さんが、最後に助かるのかどうか、
とても気になり、ハラハラしながら見ました。

作家の力により失踪した人の将来を知る集会で、
ある事が起こった夜。
物語の流れからして、当然の出来事が起きてしまいました…。
これは、どうして、集会であんな事があったのに、
こういう行動をしてしまったんですかね?
あのまま、何事も無く過ごせると思ったんでしょうかね?
ちゃんと、いつものようにしてれば、
こんな事にならなかったのに…。
このシーンは見ていて、
とても悔しい気持ちになりました。

ある男性もさらわれてしまい、
とても酷い結果になってしまいました…。
何のために、こんな事すんですかね?
何度、見ても怒りが込み上がりそうです。

この映画は、本当に怒りが込み上がります。
こんな映画を見るのは久しぶりです。
ぜひ、この映画を見て、
ある国では、こんな酷い事が行われていたんだ…と
認識して欲しいです。
このような事が今後、起こらない事を願いたいです。
この映画の最後の言葉を受け止めて欲しいです。