映画・DVD「ミスト」2009/03/28 09:10

異常な霧が発生した為に、スーパーに立て篭もる人々の物語。

主人公のポスター画家の男は
息子と隣の家の黒人と一緒に車でスーパーに行く。
買い物を済ませようとすると、
外には霧が発生して、何も見えなくなってしまう。
そんな時、スーパーに駆け込んできた男が
霧の中の何者かに人がさらわれていったと言い、
主人公達は事態が収まるまで、
スーパーに立て篭もろうとするのですが…。

冒頭で、主人公と隣の家の黒人がある被害を受けるんですよね。
「これも何か関係あるのかな?」と思っていたんですが…。
でも、この事によって、
ある人が可哀想な事になってしまうんですよね。
ここでは、そんな事が起るなんて、
ちょっとも思いませんでした…。

霧がどうして発生したのか?を考えて見てました。
工場の爆発が原因なのか?とか。
軍人が多いのが凄く気になりましたね。

ある女性がスーパーから出ようとするんです。
そして、力を貸して欲しいと訴えるんですが…。
こうなっちゃいますよね。
この女性の気持ちも分かりますが…。
こういう場合、どうしたら良かったんですかね?

主人公の家の隣の家の黒人は弁護士だという事で、
倉庫内で起った事を皆に説明してもらおうとするんですが…。
どうして、隣の家の黒人は、
こんな風に思ってしまったんですかね?
あんな事があって、ある気持ちが
こんな風にさせてしまったんでしょうね…。

皆に倉庫内で起った事を話すのですが、当然の結果に。
そうなりますよね。
俺もそこにいたら、そう思うかも。
代表して、倉庫に行った人の変わりようが
ちょっと面白かったです。
あんなもん見せられたらねぇ。

主人公の隣の家の黒人がスーパーの外に出て、
助けを求めると言い、外に出たんですが…。
この人、どうなっちゃったんでしょうね?
やっぱり…の結果だったのかなぁ…。

ある人がロープで体を縛って、外に出ると…。
こうなりますよね…。
ちゃんと、こんな風になってるのが丁寧ですよね。

神を信じる女が言っている事って、
ほとんど後付けですよね。
何が「信じた?」だよ。
この人、狂ってますね。
なんか1人で騒いでる。
可哀想に…。

神を信じる女に対するお婆さんの行動が良かったです。
思わず、「よくやった」と言ってました。

主人公達は、あるモノを求めて、
スーパーの隣にある薬局に行くのですが…。
まさか、あの人も一緒に行くとは
思ってもいなかったので、驚きました…。
しかも、活躍してましたからね。凄かったです。

どうして、こんな事態になってしまったか?
ある人が説明してくれましたね。
確かに、こんな話じゃないと、
あのようなモノは現れないし、納得できないですよね。
単なる霧で警報が鳴るのは変だなぁと思ったんですよね。

神を信じる女の言っている事を
信じる人が増えてきましたね…。
彼女が言っている事から、
「嫌な事が起きそうだなぁ…」と思ったら…。
ある人があんな事になるとは…。
このシーンでは、人間の恐さを実感しました。
最初は信じてなかったのに…。
こうなってしまう事もあるんですね。

主人公達はスーパーの外に出ようとするのですが…。
どうして、こうなりますかね?
放って置けばいいのに…。
そんな事を思っていたら、ある人がやってくれましたね。
これはしょうがないですよね。
どうなっていたか分かりませんし。
でも、もっと凄くして欲しかったなぁ。
勿体無い…。

ラストは、スマステーションで、
稲垣五郎が言っていたように、キツかったですね。
まさか、こんな結末になるとは思ってもいませんでした…。
これは本当に嫌な終わり方でしたね。

あるモノが襲ってくる恐さよりも
人間の恐さの方が印象に残りました…。
こういう状態になったら、一体、どんな風になるんだろう…。
あまり考えたくありませんが、冷静ではいられないかも。
それにしても、ラストが衝撃的ですね。
もう少し…だったら…って思ってしまいますね。
結果論なんですけどね。
行動の選択の大切さを実感させられた映画でした…。

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_ 常楽ブログ - 2009/04/12 18:50

 登場人物が全滅した方がマシだとすら思う、救いようもない理不尽なラストが最も印象深い。後味の悪さで映画史に名を残しそうだ。

 閉鎖されたショッピングセンターに閉じ込められた人々の中で、次第にパニックとヒステリーが広がっていき、精神を病んで神にすがりつき、やがて狂信的な宗教にはまり込んで殺し合いを始める人間達の心理描写が見事。だが、それ以上に素晴らしいと思ったのは、前述のラストシーン。

 絶望的な状況下でも、恐怖や気違いじみた宗教に精神を飲み込まれることなく、あくまでも人としての尊厳や理性を保ち、傷ついた人を助けるためには危険を冒すことすら辞さない、そんな人として理想的な主人公...