映画・DVD「イン・ディス・ワールド」2009/03/02 01:06

ロンドンへ行こうとする少年と青年の物語。

パキスタンのキャンプで暮らす少年は、
青年と一緒にロンドンへ行く事に。
2人は国から脱出する事で、
危険な旅をする事になるのですが…。

主人公の少年と青年の2人で
パキスタンからロンドンへ行く事になるんですが、
これは国から脱出するって事なんですよね。
陸路で行く事になるんですが、
「陸路は危険が多い」とか言ってる人もいるし、
若い2人だけで大丈夫なんだろうかと
見ていて不安になりますね。

パキスタンの日常的な光景なんでしょうか?
牛が…されてました…。
これは、グロかったなぁ…。
でも、これが現実なんですよね…。

少年は英語出来るみたいなんですが、
青年の方は英語を話せないみたいですね。
でも、所々で少年から英語を教わったみたいで、
最後の方では、かたことの英語を話してましたね。
ロンドンに行くんですから、英語話せないと不便ですよね。
どうして、ロンドンに行こうと思ったんですかね?

出発の日に少年が皆と別れるんですが、
ある子供が少年の後を付いて行くんですよね。
このシーン、ちょっとジーンとしますね。
この子、少年の事が好きなんでしょうね。

国から逃げる人の大半が捕まってしまって…。
これも現実なんですよね…。
皆、逃げたがってるんですね。

トラックの荷台に乗っていた2人は検問で…。
これからどうなるんだろう…と思ったら…。
こういう事で検問を突破するんですかね。
青年は少年に文句を言っていたけど、
少年があんな事を言わなかったら、どうなっていたのか?
やっぱり戻されてたのかな…。

ある国に着いて、
助けてくれる人から着替えろと言われるんです。
これに対して、青年は反発したんですよね。
助けてくれる人が理由を言うんですが、
この理由を聞いて納得。
確かに、そうですよね。

そう言えば、両替しろと言われて、両替したんですよね。
で、相手の人が凄い良心的な人だったんですよね。
騙そうと思えば騙せたのに。
こういう人もいるんですよね。

2人は部屋に泊まる事になっちゃいましたね。
これに対して、青年が怒ってましたね。
こういう時に、年上がしっかりしないで、
どうすんだって思いましたね。
少年の方がある意味、大人ですね。

2人はバスに乗って移動する事になるんですが、
乗車する前に、何か聞かれたら、
こう言うようにと教わってましたね。
この言葉の意味って何だったんですかね?
凄い気になりましたが、分からなかったですね…。

バスで移動中に止まっている車を見ましたが、
これは恐いですね。現実なんですよね…。

検問に着いてしまい、バスの中に軍人が入って来て、
乗客達に尋問。当然、2人にも尋問。
このシーンは、「どうなるんだ?」とハラハラしました。

シーンが変わってしまって、
「あれ?」と思わず言ってました。
もしかして、2人とも歩いて…って事ですか?
これは厳しいですね。
どうせだったら、ちゃんとしてくれてもいいのに…
って甘えた事を言えないですよね…。

2人とも所持金を全部取られたみたいですね。
しかし、青年がやってくれましたね。
これは賢い。青年を見直しましたよ。

再び、バスに乗る2人。しかし、今度は…。
これは一体、どういう事なんですかね?
どうして、こうなったのか?
全く分かりませんでした。
同乗者が関係あるのかな?

バスに次に2人が乗ったのが凄かったですね。
これは、ちょっと恐いかも。
振動でどうにかならないんですかね?
しかし、よく考えますね。

やっぱり言葉って大事ですね。
2人は言葉の通じない男の車に乗るんですが、
どこに行くのか聞いても分からない。
でも、着いた所は2人にとって良かった所でしたね。
この滞在は2人にとって、いい気分転換になりましたよね。
人の温かさにも触れられたし。
ここに住むのも良かったようにも見えましたが、
やっぱり違うんでしょうね。

2人とも、今度は凄い事に挑みましたね。
これは、一番恐いかも。
夜って事もあるし、歩き辛そうだし、
なんせ、警備があるってのが恐いですよね。
このシーンは、本当にやってるように見えましたね。
映像が凄かったです。
もうハラハラしっ放しでした。
少年もさすがに疲れていましたよね。
当然ですよね。

今度はある生き物に囲まれてましたね。
これは、まだあの時の事を考えれば楽かもしれないですね。
周りが見えてますからね。

2人は、ある家族と一緒に行く事になるんですが、
この家族には、まだ2~3歳ぐらいの子供がいるんですよね。
こんな小さい子がいても、国から逃げたいんですね。
小さい子、大丈夫なんだろうか?

2人は、ある工場に働く事になったんですが、
ある時、突然、連れ出されるんですよね。
「まさか、2人ともどうにかなる?」と思ったんですが、
これって、もしかして作戦?

いよいよロンドンへ。
今度は、なんか鉄のロッカーみたいなのに入れられましたね。
2人の他に、一緒に行動する家族、お爺さんまでも。
子供がずーっと泣いてるのが可哀想でしたね。
ここで、ある事が起きてしまうんですよね。
これは、かなり大変な事になってしまいましたね。
このシーン、はっきりと見えなくて良かった。
はっきり見えていたら、気分悪くなりそうですからね。
でも、酷かったですね。
ちゃんと考えた方法だったんですかね?
何度もやってる方法なんでしょうか?
疑問です。

鉄のロッカーみたいなのから出た少年は、
いきなり走り出しましたね。
よく、こんな体力あったよなぁ…。
でも、これ体力があったというよりも
必死になって逃げてたんですよね、きっと。
あんな事があったら、
やっぱり、その場から離れたくなりますよね。
かなりショックな出来事ですからね。

2週間後の少年は、変わってましたね。
何か売ってるんですが、
店の中に入るのは、やっぱり駄目ですよね。
そんな少年が目を疑うような行動に出てましたね。
こういう事をしないといけないんですね。
折角、国から逃げたのに、こんな風になるなんてね。

少年、まだロンドンに着いてなかったんですね。
今度こそ、ロンドンへと行く事になるんですが、
今度の手段は、これまた恐い方法ですね。
一歩間違えば、確実に…ですね。
これは本当に命がけですね。

ラストシーンは、少年が祈ってましたね。
一体、何を思っていたんですかね?
やっぱり、あの人の事を思っていたのかな?
だったらいいんですけどね。
このまま、エンドロールに入るんですが、
少年の祈りの言葉がとても切なく聞こえました。

エンドロール前の説明には驚きました。
凄い映画ですね。
やっぱり、この映画はドキュメンタリーですね。

少年にとって、ロンドンとは、どんな存在なんですかね?
自由な国だと思ったのかなぁ。
それとも違う事を思っていたのかなぁ。
ここまでして、ロンドンに行きたいと思うんですから、
相当な思いがあるんですよね。
パキスタンでの生活から逃げたいという
気持ちもあったんだろうけど…。

一緒になって、自分も国から逃げているような
疑似体験が出来ました。
ずーっと緊迫した雰囲気でしたね。
命がけでやってるんですから、当然ですよね。
この映画は、また見てみたいですね。
たぶん、内容を知っていても
緊迫した雰囲気を味わえるんだろうなぁと思っています。
実際に、こういう事をやってる人達がいるんですよね。
いろいろと考えてしまう映画でした…。