映画・DVD「ナチュラル・シティ」2009/11/24 01:38

好きなアンドロイドを救おうとする刑事の物語。

主人公の刑事には、好きになったアンドロイドがいた。
しかし、アンドロイドの命は3年で、廃棄となってしまう。
どうにかして、アンドロイドを救おうと、
刑事は、悪い道に入ってしまうのですが…。

最初のシーンを見て、アニメかと思いました。

2人のシーン、いいですよね。
本当の恋人同士みたいで。

オープニングタイトルの映像は、
いくらアンドロイドでも、
こういう事をされているのを見るのは
嫌な気分になりますね。

警察と戦闘アンドロイドの戦いで、
よく目立ったのが、攻撃を受けた人が持っている銃を
乱射して、味方に当ってしまう事でした。
これが無ければ、もっと生きてる人いますよね。
でも、戦闘シーンは、凄い迫力でした。

それにしても戦闘アンドロイドって、強いですね。
強過ぎです。

主人公と戦闘アンドロイドが対面。
主人公の銃は頭を狙っているのに…。
「これは、どうしちゃったんだろう?」って思いましたよ。
後で、どうして、こうなったか薄々分かるんですが、
まさか、こうなっているとはねぇ…。

占いの女の子が主人公とアンドロイドを見掛けるんですが、
この時の主人公の顔が本当に幸せそうな顔だったんですよね。

主人公はアンドロイドを
好きになってしまっているんですよね。
3年も一緒にいたら、こうなっても仕方ないですよね。
そば屋のおじさんも情が移るとか言ってましたし。

主人公は好きになったアンドロイドの為に、
悪い事をしようとするんですよね。
これ、ちょっと恐い事でしたね。
将来的にありそうで、更に恐いです。

隊長を慕ってる女の人がスッキリしていて良かったです。
とても好感を持てました。

主人公と隊長は親友だったみたいなんですよね。
主人公がアンドロイドに関わったばかりに…。

アンドロイドが踊っていた店で、
主人公がもう一度踊らせてもらうように
頼みに行ったんですが…。
主人公、強いですね。
店のオーナーの変わり様が面白かったです。

主人公はアンドロイドを踊らせるために、
ある行動を起こします。
これは凄かったですね。
何もここまでしなくても…。
でも、踊ってるシーンは、とても綺麗なシーンでした。

そば屋のおじさんに酒を勧めた主人公が…のシーンは、
あまりにも突然過ぎて、面白かったです。
結構、派手にやりましたよね。

いよいよ明日という前の夜の主人公の部屋のシーンが
とても切なかったです…。
アンドロイドがまるで記憶を確かめるように
ひとつひとつ言うんです。
アンドロイドの記憶は、
どんどん消されていってるんですけどね。

隊長から、ある調査を頼まれた時の
女の人の反応が面白かったです。
とてもいい反応してました。

隊長が主人公に現実を見せつけたシーンがありましたね。
主人公、気が付かなかったんですね…。
という事は、アンドロイドは…。
悲しくなりますね。
主人公も相当ショックみたいでしたね。

戦闘アンドロイドが人間に対して、
攻撃開始しましたね。
これは恐かったです…。
あんなのが何人も増えたりしたら…。

戦闘アンドロイドが潜伏している建物での
戦闘シーンもやっぱり凄かったです。

女性戦闘アンドロイドもいたんですが、
最後がつまんなかったですね。
派手な事は派手だけど、
もっと残酷にやられて欲しかったです。
これは本当に残念。
スッキリできませんでした。

戦闘アンドロイドが潜伏している建物に
隊長1人となったんですが、主人公も登場してくれましたね。
なんか男の友情を感じました…。
また、いい所で主人公が隊長を助けるんですよねぇ。

戦闘アンドロイドと主人公の戦いも凄かったですね。
主人公も強いけど、戦闘アンドロイドも強いですね。
でも、最後の決着がちょっと間抜けでしたね。
どうにかできたと思うんですけどね。
それをしなかったのは、どうしてなんだろ?

戦いが終わり、後は建物から脱出するだけなんですが、
ここで、ちょっと嫌なシーンが出てきてしまうんですよね。
見ているだけで、本当に切なくなりました。
ちょっと涙ぐみましたね。

アンドロイドが何かを悟ったのか、
ある行動に出てしまうんですよね。
この後のシーンもなんか切なかったです…。

ラストは、自然な終り方だったと思います。
本当は違う風に終わって欲しかったんだけど…。

アクション映画だと思って、見たんですが、
完全に裏切られました。
アクションもあったんですが、
主人公とアンドロイド、主人公と隊長、
主人公と占いの女の子といった関係で、
いろいろな事を感じさせてもらいました。

アクションシーンで、
ちょっと目を覆うシーンもあったりするので、、
そういうのが大丈夫な女の人が見たら、
たぶん、絶対、号泣すると思いますよ。
俺もあるシーン、あるシーンで
「号泣してしまうんじゃないか?」と思う位、
切なくなってしまいましたから。

見終わった後、気持ちが重いんですが、
この映画見て、良かったです。
久し振りにオススメできる映画に出会いました。