映画「フル・フロンタル」2006/05/16 01:36

様々な人達を追うドキュメンタリー風の物語(?)

[序盤]
あまり面白くなかったです。
この映画の流れを分かるまで苦労しました。
登場人物も多く出ていて、
コロコロと場面が変わってしまって、
スーッと見てました。
振り返ると、登場人物の紹介部分だったから、
しょうがないのかな。

[中盤]
あれ?面白くなってる?
笑えるシーンが多く、楽しい。
人事部長の映画撮影隊に向けての文句。
獣医さんのある物を見て、ちょっとだけ壊れるところ。
(このシーンはもう少し見たかった…。)
でも、なんと言っても、やっぱり
ホテルの客とマッサージの女のやりとりですね。
笑いました。面白かったです。
ホテルの客が言葉ではない事で、
意思表示しているのが良かったですね。
これはちょっと古い表現ですよね、きっと。
でも、そこがいいんですよね。

[終盤]
登場人物、それぞれの答えが出て、スッキリしますね。
でも、飛行機の中の二人はちょっとふざけ過ぎ。
最後のシーンは混乱。
いったいどうなってるの?
でも、いろいろと考える事が出来て、
自分勝手に話が作れていいですね。

イギリスから来た男」の主役の方が出てましたね。
何かやってくれるのか期待したのですが…。
こういう使い方は贅沢ですよね。
だんだんと盛り上がっていく映画でした。
途中で見るのを止めなくて良かったです。

映画「バンディッツ」2006/05/17 21:40

バンドを組んだ女囚人達の物語。

彼女達の一人がデビューしたくて、
レコード会社にデモテープを送っているところは可愛いです。
夢がありますね。
ただ、その後の逃亡に、この夢がちょっとだけ意地悪しますね。
彼女達は、バンドで有名になりたい、テレビに出たいという反面、
刑務所に戻りたくない、自由になりたいという、
ちょっと矛盾しいているところが面白いですね。
有名になったら見つかりやすくなる。
でも、有名になりたいから、人前に出る。
やっぱり矛盾してる。

彼女達は逃亡しますが、
その逃亡のきっかけがなんとも言えないですね。
こんな簡単に逃げられて、駄目ですね。
信用なくなりますよ。

この映画に出てくる男は酷い奴ばかり。
車の中で監視していた奴は彼女達に酷い事ばかり言うし。
そんな事してたから痛い目見るんです。
一番酷いのは、○○を銃で狙う男達でしたね。
何考えてんだか。
彼らが彼女達によってどうなったかが見られなかったのが残念。

森の案内人(?)が面白かったですね。
あるアニメのオウムがこんな感じで話していましたよね。
どうして、こんな訳になったのか、謎です。

人質の男といいシーンなのですが、あまり色っぽくないですね。
歌いながらなんですもん。この映画ってミュージカル?
と疑ってしまいましたが、ある意味ミュージカルかも。
泥レス?シーンもあまり良くなかったなぁ。
本当なら、色っぽいシーンなんですが。
なんでだろ?
この映画で色っぽいシーンはいらないような気がするが、
女の人なんだという事を実感してもらうために入れたのかなぁ。
入れなくても、良かったように思います。

彼女達には、それぞれ問題があります。
その問題は、自分で解決するしかないものです。
彼女達が、逃亡で、
それぞれの問題が解決出来るか、どうかも見ものです。

最後は、船に乗っていた人に手を振る事で決まっていたんですね。
ちょっと驚きました。

思ったより良かったです。
最初は、しまったと思って見ていたのですが、
だんだん面白くなりました。
彼女達が捕まってしまうのか、どうなのかというシーンは、
ちょっと考えられない展開になったりしますが、それでも良かったです。

仲間っていいですね。
そんな気持ちになれました。

映画「ウェイキング・ライフ」2006/05/19 01:15

夢の中の話。

映像に驚かされました。
こんなアイディアどっから出てきたんですかね。
しかし、そうとう時間掛かっただろうなぁ。
雑なところがいいですね。

夢の中でいろいろな人達が主人公に話し掛けます。
その話は哲学的な事ばかり。
この話を聞いていると、
この夢がどういうものなのかが分かると思います。
分かった時は、こういう考え(?)もあるのかと。

いろいろな話の中で一番面白かったのは、
バーのカウンタにいる男の話でした。
最後の落ちには「えっ?」と驚きました。
ぜひ、見て確認して頂きたいです。

ちょっと嫌だったのは、訴える男。
これは、この映像だったから出来たかもしれませんが、
それでもグロいものはグロいですね。

映画館のスクリーン内で話している二人の最後も面白かったですね。
ここまで来ると遊んでいるとしか思えません。

主人公の最後は、そういう事だったのねという感じでした。
なんとも不思議な出来事ですね。
どうして、主人公がこのような世界に
迷い込んだのか、ちょっと興味がありますね。

この映画、有名な方々が出演しているような気がします。
スタッフロールで確認したら、知っている人もいましたし。
スタッフロールも面白いですね。
凝ってますねぇ。

本当に不思議な映画でした。
登場人物の話は哲学的に意味が
分からないところが多かったのですが、
映像が面白かったです。
こういう映画は初めて見ました。

映画「パニック・ルーム」2006/05/20 01:47

母と娘が強盗に襲われる物語。

可哀想な母娘でしたね。
離婚して、家を追い出されて、
新しい家での初夜に強盗に襲われるなんて。

新居は二人で住むには大き過ぎるんじゃないのかな?
掃除とか大変そうだし。(それは業者がするのかな。)
私だったら、この家には住まないなぁ。
でも、老後の事を考えて、エレベーターがあるのはいいですね。

母親が娘が寝る前に言った言葉
「嫌になるほど、愛してる」
なんかいいですね。
これは親子間ですが、好きな人に言われたら嬉しい言葉ですよね。

カメラの動きが面白いですね。
僕はこの動き好きです。

強盗のリーダー(?)はちょっと抜けてますね。
どうして、こんな人が仕切ってるんだろう。
しかも、へなちょこだし。
マスクマンは顔を隠しているだけあって、
一番恐い事言ってるし、してるし。
一番まともなパニック・ルーム関係者によって、
少しだけ救われますね。
やりたくてやってない事が表情で伝わってきて痛いですね。
でも、犯罪者なんですよね。
複雑だ…。

パニック・ルームに入っている母娘と、
パニック・ルームに入りたい強盗。
二組の攻防戦は面白いですね。
ハラハラしました。

娘が病気持ちで、体調が悪くなるなんて、
ありきたりなんですが、ハラハラしました。

チカチカライトはもう少しやった方が良かったんじゃないかと。
そうすれば、やられてる人が警察に連絡して、
すぐ助かったかもしれないのに。

パニック・ルームがちゃんと機能していない事が間違っていたのかな。
今、振り返ると、登場人物が予想していない事が起こって、
こんな風になってしまったみたいですね。

面白かったです。
この映画は好きですね。

映画「マンハッタン」2006/05/20 11:15

作家志望(?)の男の物語。

ハンサムでもないのに女性に持てるのは、
話が面白いからですかね。
その点では勉強になりました。
外見ではないんですね。
主人公の男は、知識が豊富そうです。
42歳の主人公は17歳の少女と付き合っています。
ちょっと離れ過ぎではないかと思いましたね。

「ガンジー式生活」という言葉が面白かったですね。
あまり物を食べない、贅沢しない生活という事なんでしょうか。
ガンジーについて知っていたら、もっと面白い言葉だったかも。

主人公の男の別れた妻(元妻)は、
別れた後、ある人物と暮らしています。
普通の男だったら、ショックですよね。
しかも、元妻は彼との生活を本にしようとします。
いわゆる暴露本みたいな本ですよね。
こういう本を書いてる人は、
真実を皆に知ってもらいたいと言っていますが、
私には売れるため、有名になるために
やっているとしか見えません。
相手の嫌がる事を書いて、
公表するのはちょっと嫌ですね。

主人公の男は友人が不倫している女性とも親しくなります。
最初は、この嫌味な女はなんだ?と私も思っていました。
その後、見ていく内に、いい面が表れて、
こういう人もいいなぁと思いましたが、
自分の事を「美人でインテリ」というのは自信過剰では?
この言葉で醒めました…。
彼女が元夫と偶然会うのですが、
その元夫も主人公の男とどこか似てますね。
やっぱり外見ではなく中身なんだなぁ。

私には、この映画は単調でした。
大きな山場はないように見えました。
大人の映画なんですかね。
いくつもの恋愛をした方々にはいいかもしれないですね。
ぜひ、いろいろな恋愛を経験した後に、見てみたいですね。
白黒の映像なんですが、
あまり気にせず見る事が出来ました。
よく考えて後悔の無いように、
行動、発言する事も大事だという事も教わりました。