映画「姑獲鳥の夏」2006/07/06 00:01

ある医院の怪奇な噂から起こる物語。

ある医院の娘は妊娠20ヶ月目になっていて、
その夫は密室から消えたと言う噂があった。
その噂が気になる心理学の先生は、
古書の主人のアドバイスを受け、
いろいろと行動するのですが…。

この映画の主人公は古書の主人、京極堂かもしれませんが、
私には心理学の先生を主人公として見てしまいました。
嫌な事を封印していたり、
モノが別のモノに見えて驚いたりして、
ちょっと頼りないですが、
最後には決めてくれましたね。

妊娠20ヶ月。そして夫は謎の失踪。
謎解きミステリーだと思って見ていたのですが…。
予備知識が足りなかったですね。
途中からこれはミステリーではなく、
どちらかといえばオカルトと気が付きました。
そう気が付くと、おどろおどろしい雰囲気が出ていていいですね。

ちょっと複雑なところもありましたね。
最初の脳についての説明だとか。
でも、現実に見えるものは、
京極道が言っていたような事かもしれませんね。

有名な人が多く出演していて楽しかったです。
いしだあゆみさんは、いい雰囲気出してましたねぇ。
ちょっと不気味な感じがして。

古書の主人、京極堂はカッコイイですね。
落ち着いた大人ですよね。
古書の主人とあって、知識も豊富ですし。
私もこんな人になりたいですね。
この人にもう二つの姿があるとは思ってもいなかったので、
最後の方の京極堂も違った感じでカッコ良かったですね。

探偵の特殊な能力にちょっと惹かれましたね。
この能力は探偵という仕事をする上でいいですよね。
それにしても背が高いですよね。
京極堂の妹と並ぶと物凄い差があって驚きました。
同じ人間なんですよね。

映画の途中に紙芝居が登場します。
いいですね。
紙芝居って、こういう噂の話もするんですかね?
最後の新作もいいですよね。
ぜひ見たいです。

この映画に原作者の京極夏彦さんが登場していましたね。
私は顔を知っていませんでしたので、
エンドロールで名前を見て気が付きましたが、遅いですよね。
しかも役名を見て、もっと驚きました。
雰囲気、出てますよね。
だから、紙芝居の新作があのキャラクターの話だったんですね。

いやぁ、不幸は自ら不幸を呼ぶというような物語でしたね。
代々伝わる何かしらのために、
こんな事が起こる事があると信じてしまうんですよね。
誰かしらが止めなければいけないのかもしれませんが、
止めるのにもパワーがいりますよね。

続編とか出そうですよね。
出たら、ぜひ見てみたいです。