映画・DVD「ダミー」2007/09/04 00:04

腹話術師になった男の物語。

テレビで腹話術を見た男は会社を辞めて腹話術師になろうとした。
職業安定所で担当になった女性に一目惚れし、
男は親しくなりたいと思うのですが、
女性と付き合った事の無い男は女友達に助けてもらうのですが…。

久しぶりに、見終わった後、いい気分になれました。
こういう物語っていいですね。

主人公の男を演じているのは、「戦場のピアニスト」の方ですよね。
ちょっと名前が出てきませんが。
やっぱり演技上手いですよね。
本当に腹話術やってるんですよね、きっと、
違うのかなぁ?
この方、器用に見えるから、
たぶん、腹話術を習得したんだと思うんだけどなぁ。

主人公の男が本当に純粋な人で見ていて応援したくなりますね。

腹話術の人形を使って、女性にアタックするのは、いいですよね。
まぁ、やっている人のセンスにも寄るのかな。

純粋な男を取り囲む人々が個性の強い人ばかりでしたね。

主人公の母親は、何かと食べ物を食べさせたい人だし、
父親も、変ってるし、姉は、いるだけでインパクトありますよね。
この姉を演じてる女優さん、結構好きなんですよね。
いつもインパクト強い毒舌キャラというイメージがあるんですけど、
今回もバンバン言い放っていたのが良かったです。

主人公の男の女友達も強烈でしたね。
男女の関係にはならない二人なんですね。
てっきり、女の人の方は主人公の男を好きなのかなぁ、
なんて深読みしてしまいました。
でも、いろんな物をあらゆる手を使って、
プレゼントするのは、本当にただの友達だからかなぁ…?
彼女の歌もぶっ飛んでいていいですね。
お世辞にも上手いとは言えないけど…。

主人公の男が恋する女性は、ほんと、いい人だね。
最初、ちょっとした出来事で
二人の仲が少し悪くなっちゃったけど、
その事を謝るために、男がした事が憎いよね。
ちょっとキザだよな。
こんな事されたら、好きな人だったらいいかもしんないけど、
あまりいい感じではない人だったらねぇ。
上手くいって良かったね。

物語は定番の流れでしたね。
これと言って、珍しい展開もありませんでしたが、
やっぱり、主人公の男の純粋な気持ちに、
「あー、いいなぁ。俺もこんな純粋な気持ちになってみてぇ」
と思ってしまいました。
人を愛する気持ちって、やっぱいいですよね。

この映画の売りは、強烈なキャラクターだね。
ほんと、ミラ・ジョヴォヴィッチの歌、凄いですよ。